福山市の歯列矯正歯科専門クリニックのイロドリ矯正歯科です。
埋伏歯(まいふくし)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。埋伏歯とは、萌出(ほうしゅつ:歯が生えること)するはずの歯が、適正な時期を大きく超えても萌出してこない状態を言います。
教科書に掲載されている定義は「顎骨内部である程度の歯の形態が形成されているのに、標準萌出時期を過ぎても口腔粘膜下もしくは顎骨内部に残留しており、将来的に萌出することが望めない状態」(口腔外科学, 医歯薬出版)
埋伏歯であるのかどうかの診断は非常に難しく、定期的なかかりつけ医への受診や矯正歯科専門医院への定期受診が重要となってきます。
原因は多く報告されており、大きく2つに分けられます。
一つ目は全身的な要因で、骨形成不全症、軟骨成不全症、鎖骨頭蓋異骨症、甲状腺機能低下、クレチン病、くる病、Gardner症候群、基底母斑症候群、口蓋裂などの病気が関連している場合です。多くの場合、すでに診断を受けており、その偶発症として埋伏歯があることも知られているため、見逃されることは少ないです。
2つ目は、局所的な要因では、アーチレングスディスクレパンシー(叢生:歯のガタガタ)、乳歯の晩期残存や早期脱落、歯胚の位置異常、骨性癒着、嚢胞、歯根の湾曲、導帯管の彎曲、医原生などが挙げられます。もちろん原因不明な場合もよくあります。
埋伏歯の治療は、埋まっている歯の状況に応じて、異なります。CTを撮影し、埋伏歯の三次元的な位置関係を把握した上で、治療介入すべきなのか経過を観察すべきなのかを判断する必要があります。
治療をする場合には、偶発症もありますので、それについても十分に理解しておくことが重要であり、偶発症が起こってしまった場合の、治療方針も検討しておく必要があります。
治療介入すべきか経過観察すべきか判断することは非常に難易度が高く、答えはありません。しかし、状況をしっかり把握し、治療に対して理解することが重要であると思います。
埋伏歯の相談などございましたら、遠慮なくご連絡ください。
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