矯正歯科治療の痛みについて

こんにちは。福山市福山駅前の歯列矯正専門クリニック、イロドリ矯正歯科です。

本日は、矯正歯科治療中の痛みについてお話しします。


矯正治療による痛みは、圧迫、虚血や浮腫の一連の変化によって、歯根膜で生じると考えられています。ヒスタミン、サブスタンスP、プロスタグランジンやセロトニンといった炎症性メディエータが、矯正治療中に歯根膜で増加することが明らかにされています。

矯正治療中の痛みについて研究したある論文では、
・セパレーターの挿入
(バンド装着のスペースを作るためのゴム)
・バンド装着
・イニシャルアーチワイヤーの結紮
(0.016NiTi)
・Tループの活性化
(抜歯スペースを閉じる力を加えたワイヤー)
・顎間ゴムの使用時
(Ⅱ級ゴム)
以上の5つの矯正処置について、以下の4点に関し調査したところ、次のような結果を得たとしています。

(1)薬の服用の有無

①セパレーター群(薬を服用した35%)
①イニシャルNTi群(35%)
③顎間ゴム群(15%)
④Tループ活性化群(10%)
④バンド装着群(10%)

(2)日常生活への影響

①Tループ活性化群(影響があった55%)
②顎間ゴム群(45%)
③イニシャルNiTi群(40%)
④バンド装着群(35%)
⑤セパレーター群(30%)


(3)疼痛の最大強度・・・・・・患者がVAS尺度(視覚的アナログスケール)で評価した最大疼痛強さを示す。(0-10)

①顎間ゴム群(6.40)
②Tループ活性化群(6.05)
③イニシャルNiTi群(5.25)
④セパレーター群(4.85)
⑤バンド装着群(4.25)


(4)最大疼痛の時期

セパレーター群で経験された最大疼痛の時期は24時間の時点であり、残りの群では、大部分の患者で6時間の時点だった。


以上の結果から、最大疼痛強度は、処置によって異なり、Tループの活性化と顎間ゴムの装着は、バンド装着よりも有意に大きく、さまざまな歯科矯正処置に起因する鎮痛剤の服用、日常生活への影響と最大疼痛の時期では、有意差はみられなかったという考察がされています。



矯正治療中に生じうる圧迫感、牽引感、歯のうずきや痛みといった不快症状をできる限り軽減させるため、当院では調整で来院いただくごとに痛みの程度をお聞きして、痛みが強い場合にはワイヤーの交換ペースを調整したり、力の加え方を調節したりして治療をすすめていきます。

歯並びのことで気になることがある方は、
ぜひ一度ご相談にお越しください。

歯列・歯並び(出っ歯;上顎前突、受け口;下顎前突、ガタガタ;叢生、すきっ歯;空隙
歯列、歯が生えてこない;萌出不全、歯が足らない;先天性欠如歯,先天性欠損歯、
歯が変なところから生えてきた;異所萌出、歯が多い;過剰歯、後戻り、再治療、
顎変形症、口蓋裂など)でお悩みの方がいらっしゃいましたら、
まずは相談だけでもお気軽にお越しください。
人気のマウスピース矯正(インビザライン)や、
オススメの目立たない矯正装置もご用意しています。
スタッフ一同お待ちしています。
https://g.page/irodori-oc/review

 

福山駅前の矯正歯科専門クリニック
イロドリ矯正歯科
https://irodori-oc.com

小児矯正、成人矯正、目立たない矯正、裏側矯正、
マウスピース矯正(インビザライン)、部分矯正、ホワイトニング

〒720-0066
広島県福山市三之丸町3-3

TEL 084-999-9020
FAX 084-999-9022