口腔習癖について ③

MFTの主な目的は、口腔周囲筋の筋力と機能のバランスを整え、それらをきちんと機能させることです。ひとつ前のブログで、口腔習癖についてお話ししていますが、その中で「矯正歯科治療は、歯並びを治すだけではなく、歯並びに影響を与える口腔習癖の改善も重要です。歯並びだけ改善しても、口腔習癖が残っていると、せっかく治療した歯並びが、再発することが多いです。」とお話ししています。口腔習癖を改善し、治療後も安定した歯並びを長く保つためにも必要なトレーニングのひとつです。指吸い、口呼吸、爪かみ、頬杖、舌を吸う、唇をかむなどの癖がある方、咀嚼・嚥下機能の発達不全がある方、舌小帯が短い方に行うことが多いですが、当てはまる方全員が必ず必要なわけではありません。トレーニングの方法も患者さんによって異なりますので、必要性も含めひとりひとりにスタッフが説明させていただきます。歯並びは唇、頬、舌など口周りから常に力を受けています。それらの口腔周囲筋の筋力バランスを整えるためにも、MFTを行い、正しい機能の獲得を手助けをしていきます。そのため、矯正歯科治療とMFTは、密接に関わっている大切な治療のひとつです。このブログを読まれて、このトレーニングが必要かもしれない。と思われた方もいらっしゃるかもしれません。そんな方や、歯並びについて気になることがある方、まずはご相談だけでも、お気軽にお越しください。