顔のバランス(軟組織)の評価方法

こんにちは。福山市福山駅前の歯列矯正専門クリニック、イロドリ矯正歯科です。

本日は、お顔の軟組織の評価についてです。
矯正歯科治療では、歯並びを改善するのはもちろんですが、全体的なお顔のバランスを整えることも大きな目的のひとつです。


E-ライン(エステティックライン)
鼻先と下顎最前点を結んだ線です。
上口唇がE-ラインに触れ、下口唇がE-ラインより1-2mm内側にあるとバランスがとれているとされます。

スマイルアーク
下口唇の湾曲に対する上顎前歯と犬歯の切縁の湾曲の関係です。
微笑んだときに、上顎前歯の湾曲が下唇の湾曲と並行になっていることが理想とされます。

鼻唇角(ナゾラビアルアングル)
鼻下と上口唇のなす角のことです。
90°程度がバランスがとれているとされます。

Z-アングル
フランクフルト平面(眼窩下点と外耳道上縁を結んだ平面)と、下顎最前点と下口唇最突出点を結んだ線が交わる角度です。
70°程度がバランスがとれているとされます。

◯垂直的な評価
フランクフルト平面に垂直な平面をを基準とします。
眉間-鼻下点:鼻下点-下顎最下点=1:1
鼻下点-口裂中央点:下顎最下点=1:2
口裂中央点-下口唇最下点:下口唇最下点-下顎最下点=1:1〜1.1
であると、バランスがとれているとされます。

◯水平的な評価
鼻下点を通り、フランクフルト平面に垂直な平面を基準とします。
上口唇の先端 +5±2mm
下口唇の先端 +2±2mm
顎先 -7±2mm
であると、バランスがとれているとされます。


以上の項目は代表的なもので、その他にも様々な評価方法があります。
もちろん、評価項目を全て満たすことが望ましいですが、もともとの歯並びや骨格によっては、矯正歯科治療のみでは達成が困難なことがあります。できる限り理想値に近づけるようにしますが、外科的矯正治療や美容整形の適応になることがあります。

当院では、検査結果を診断し、お一人おひとりに最適な治療をご提案しております。
歯並びのことで気になることがあれば、ぜひ一度、ご相談にお越しください。
お待ちしております。

 
歯列・歯並び(出っ歯;上顎前突、受け口;下顎前突、ガタガタ;叢生、すきっ歯;空隙
歯列、歯が生えてこない;萌出不全、歯が足らない;先天性欠如歯,先天性欠損歯、
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