成長に応じた不正咬合と治療について

広島県福山市、JR福山駅前の矯正歯科専門クリニック、イロドリ矯正歯科です。

今回は、各歯列期の不正咬合と治療の種類についてお話をします。
歯並びは乳歯から永久歯に生え変わります。各成長のステージによって、呼び方が変わります。乳歯だけの時を乳歯列期、乳歯から永久歯に生え変わり始め、乳歯と永久歯が混ざっている時期を混合歯列期、全ての乳歯が永久歯に生え変わった永久歯列期と大きく分けて3段階に分類されます。

乳歯列期

乳歯列機では積極的な治療は少なく、頬杖やうつ伏せ寝、指しゃぶりなどの悪習癖を取り除くことから始めます。予防矯正・抑制矯正となり、治療の対象は、反対咬合・上顎前突・交叉咬合・開咬になります。

混合歯列期

混合歯列期のおける不正咬合は多種多様で、治療対象は、ほとんどすべての咬合異常を含みます。

歯列と顎が発育途上にあるため、異常が悪化しないように、この時期に改善が必要な不正咬合が発見された時点でその改善をはかります。また、成長発育が関与する患者さんでは、成長の様相を慎重に観察あるいは成長が完了するのを見届けてからマルチブラケット装置による矯正歯科治療を行う場合もあります。

つまり、混合歯列期においての不正咬合はきわめて多様性に富んでいるため診断も複雑となり、治療開始時期も一様ではありません。

この混合歯列期における矯正歯科治療は成長に応じて前期と後期に分けられ治療方針が異なってきます。

 前期・・・正中離開、機能的反対咬合、骨格性下顎前突、機能性上顎前突、骨格性上顎前突、前歯部叢生、開咬、交叉咬合など、ほとんどすべての不正咬合が対象となりますが、現段階で治療介入が必要かどうかを慎重に判断することが必要となります。

 後期・・・側方歯群の交換期で永久歯列への過渡期であるため、永久歯列の完成を目標とする本格矯正という観点で診断し、治療方針を決定する

永久歯列期

永久歯列期では、一般的にすべての不正咬合が対象となり、患者さんの矯正歯科治療を希望するときが治療開始時期になることが多くなります。

初めから永久歯列での本格矯正を開始する場合や、混合歯列期のⅠ期治療から継続してⅡ期治療へ進む場合もあります。また、下顎前突では成長の様相を観察し、成長が完了してから本格矯正を開始する場合や、外科的矯正では顎顔面の成長が終了する時期を考慮にいれて術前の矯正歯科治療を開始する場合もあります。

 

成長期における典型的な矯正歯科治療の時期とパターンの一例

① Ⅰ期治療・・・永久歯の前歯が萌出完了した時期から約1年から1年半の期間の矯正歯科治療

② 経過観察・・・側方歯群の永久歯への生えかわりと、第二大臼歯萌出の様子を見ていく

③ Ⅱ期治療・・・すべて永久歯に生えかわった後に行う、約2年間の全体の矯正歯科治療

④ 保定・・・全体の矯正歯科治療後に約1年から3年間、簡単な装置により歯列と咬合を安定させる

 

歯並びは患者さん一人ひとり異なります。そのため、治療の方法や治療期間まで多種多様です。まずは、矯正歯科治療専門クリニックで相談し、治療が必要かどうかを聞いてみてください。

歯列・歯並び(出っ歯;上顎前突、受け口;下顎前突、ガタガタ;叢生、すきっ歯;空隙
歯列、歯が生えてこない;萌出不全、歯が足らない;先天性欠如歯,先天性欠損歯、
歯が変なところから生えてきた;異所萌出、歯が多い;過剰歯、後戻り、再治療、
顎変形症、口蓋裂など)でお悩みの方がいらっしゃいましたら、
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