福山市 JR福山駅前の歯並び専門クリニック イロドリ矯正歯科です。
前歯に隙間がある…と気になっている方、いませんか。
歯と歯の間に隙間がある歯並びは空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)と呼びますが、特に前歯の真ん中に隙間が空いている場合正中離開(せいちゅうりかい)とよびます。
正中離開の原因はいくつか考えられ、上唇小帯の付着異常、正中過剰歯、側切歯の矮小・先天性欠如、歯と顎のバランスの問題などが挙げられます。
上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、上唇と歯茎をつなぎ、上の前歯の中央部にある「すじ」のことです。
生まれてすぐから2歳頃までは上唇小帯の幅は広く、上の真ん中の歯と歯の間に入り込んでいることがよくあります。上顎の発育成長とともに歯茎の上の方に移動し幅も狭くなっていくのです。
しかし、まれに付着部位が十分に上方に移動しないことがあります。
そのような付着異常によって口唇の運動を抑制されたり、歯磨きしにくいなど日常生活に支障がある場合や、正中離開や歯の位置異常を起こすことがあります。
前歯の永久歯は通常、外側に傾斜するように隙間がある状態で生えてきます。しかしこの隙間は犬歯の萌出が完了する頃にはほとんど閉じていきます。この場合の正中離開は成長途中でみられる一時的なものなので異常ではありません。
ところが、その時期に上唇小帯が太いままだと永久歯への生え変わりを邪魔したり、前歯に隙間を作ってしまうこともあるので、そのような場合は切除したほうがいいでしょう。この時期に切除することにより自然に歯並びが改善することがあります。
上唇小帯は自然に切れてしまうことも多いので、乳歯の時期に切除することはほとんどありません。
また、歯並びを気にしないのであれば切除しないという判断もあります。
上唇小帯が太くてもすべての人が歯並びが悪くなるわけではありませんし、子供を押さえつけてまで行う処置でもありません。
ただし、いいタイミングで切除したほうが歯茎や歯並びにとってはいいですし、治りも早いです。
正中過剰歯、側切歯の矮小・先天性欠如、歯と顎のバランスの問題による正中離開の場合は、歯列矯正を行うことで改善されます。
前歯の隙間は何が原因なのか、隙間や歯並びが気になる方はぜひご相談ください。
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