こんにちは。福山駅前の矯正専門クリニック、イロドリ矯正歯科です。
今回は、リンガルブラケット矯正法・裏側矯正の長所と短所についてお話をします。
リンガルブラケット矯正法は伝統的な表側からの矯正法(マルチブラケット法)と比較すると様々な特徴があります。患者さんにとって長所もあれば、短所もあるので、その違いをしっかりとご理解いただいた上で、治療を行うことがとても重要です。
「裏側矯正・リンガル矯正の長所」
- 装置が面から見えない
- 患者さんの心理的ストレスが少なく、治療に積極的になる
- 前歯の変化が見えやすい
- 装置による外傷(怪我)が少ない
- 歯の表側に形成不全や虫歯などのトラブルがあっても矯正治療できる
- 管楽器演奏の邪魔になりにくい
このようにいくつかの長所が存在します。これらの中で、もっとも大きい長所は、やはり表側から見えないということです。マウスピース型矯正装置・インビザライン なども人気ですが、見えない矯正・目立たない矯正装置の中では、裏側矯正・リンガル矯正に勝るものはありません。
歯並びの治療が必要と呼ばれる悪い歯並び(不正咬合)による障害は、食べること・噛むことの機能的な側面と見た目の審美的な側面とがあり、社会的・心理的障害があると言われています。特に、成人矯正の場合には、機能的側面よりも歯並びやお顔の調和を改善して、社会的・心理的に満足できる状態を求めていることが多い。そのため、矯正治療中においても見た目の欲求が高く、リンガルブラケットを採用することで、治療中の心理的なストレスを大きく軽減することができる。
さらに、裏側の矯正装置では、歯並びの変化がわかりやすく、モチベーションの向上にもつながりやすいです。
また、吹奏楽が可能かどうかという問い合わせが多いです。クラリネットなどを演奏する場合、マウスピースを吹く際に、唇を巻き込み、歯の表側に押し付けるようです。その時、表側にブラケット装置を装着していると、違和感が強く慣れに時間が必要です。これが、裏側のブラケットの場合には、マウスピースの障害にならないので、演奏がしやすいようです。
「裏側矯正・リンガル矯正の短所」
- 治療期間が長い
- 適応症が狭い
- 1回の治療時間が長い
- 装着感が悪い
- 料金が高額
昔は表側の装置と比較して、裏側矯正では治療期間が2割程度長くなると言われていましたが、今日ではブラケット装置やワイヤーの発展によりその差は小さくなっています。歯並びの状態によっては、早く治る場合もあるくらいです。
裏側矯正を用いて治療を行うには、デメリットが大きくなる歯並びが存在します。前歯で噛むことができないオープンバイト・開咬、重度の受け口さん(下顎前突)や出っ歯さん(上顎前突)、深いかみ合わせ(過蓋咬合)などです。これらは、裏側矯正で治療できないことはないですが、治療期間がとても長くなってしまったり、仕上がりがよくなかったりする可能性があり、表側で治療をすることをお勧めすることが多いです。
裏側矯正は技術的に難易度が高く、治療をできる先生が少ないです。表側と比較して、診療時間も長くなることが多いです。そのため、調整料も高く設定されている場合がほとんどです。
また、裏側に装置が装着されているため、表側の装置と比較すると不快感は強いことは避けられません。
以上のように、矯正装置はどれもメリット・デメリットが必ず存在します。治療を開始するには、それらを十分理解して治療を始めることをお勧めします。
でお悩みの方がいらっしゃいましたら、まずは相談だけでもお気軽にお越しください。
人気のマウスピース矯正(インビザライン)や、オススメの目立たない矯正装置もご用意しています。
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