こんにちは。福山市 JR福山駅前の矯正歯科専門クリニックのイロドリ矯正歯科 歯科衛生士です。
今回も前回に引き続き身近な動物の歯列についてお話させていただきます。
その中でも「犬、猫、牛、馬、うさぎ、ぞう、ねずみ、さる」についてを順番に見ていきたいと思います。
【犬】
犬はもともと肉食で異形歯性の歯の特徴がよくでています。上顎は切歯3、犬歯1、前臼歯4、後臼歯2、下顎は切歯3、犬歯1、前臼歯4、後臼歯3です。左右の合計すると42本の歯をもっています。犬はいろいろ改良されているので、歯の数が足りない犬もいます。犬を飼っている人は数えてみてください。また犬は歯周病にはなりやすいですが、虫歯にはならないのです。
【猫】
猫は肉食動物だが犬よりも歯が少なく、上顎は切歯3、犬歯1、前臼歯3、後臼歯1、下顎は切歯3、犬歯1、前臼歯2、後臼歯1です。左右の合計すると30本の歯をもっています。トラやライオンもネコ科の動物なので同じ歯を持っています。
【牛】
牛は草を食べるので、臼歯は上からみると、三日月がいくつも重なったシワシワな感じがします。上顎は切歯も犬歯もなくて前臼歯と後臼歯がそれぞれ3本ずつあります。切歯がないので、歯茎が硬く歯床板といわれる状態になっていて歯の役目をはたしています。下顎は切歯3、犬歯1、前臼歯3、後臼歯3です。しかし犬歯は切歯と同じシャベル状をしているので、切歯が4本あるようにみえます。草をすりつぶして食べると歯がすり減るので、上顎も下顎も臼歯は長期間伸び続けます。
【馬】
馬では、上下顎、左右の全部が切歯3、犬歯1、前臼歯3、後臼歯3で合計40本あります。犬歯はオスにはありますが、メスは通常生えてきません。また、上顎の臼歯の前に余分な歯が生えることがあって、オオカミでもないのに狼歯と呼ばれます。馬も臼歯は牛と同じで、高冠歯型といって長期間伸び続けます。
【うさぎ】
うさぎの歯は、左右の上顎に切歯2、犬歯0、前臼歯3、後臼歯3、下顎に切歯1、犬歯0、前臼歯2、後臼歯3の合計28本が生えています。切歯も臼歯も一生伸び続けます(常生歯)。伸び続ける歯は常生歯と呼ばれます。
1日に0.5mmくらい伸びます。うさぎは口が開かないので、口の中を見るのは難しかもしれません。
【ぞう】
ぞうは、上顎に左右1本ずつ長い切歯をもっています。一般的には牙といわれているもので、生涯成長しつづけます。臼歯は乳歯3本、永久歯3本の計6本が順番に生えては抜けるを一生の間に6回繰り返します。ですから、2本の牙と上下左右の顎に1本ずつの臼歯がいつも生えていることになります。
【ねずみ】
げっ歯類の仲間であるラットやマウスの歯は、上顎、下顎共に切歯1、犬歯・前臼歯0,後臼歯3の合計16本で、一度生えると,生え変わることはありません。しかし臼歯は生えた時のままですが、切歯は一生伸び続けます(常生歯)。3~4日で1mmくらい伸びます。なのでいつも何かをかじることで伸び過ぎるのを防いでいます。
【さる】
オラウータンやチンパンジーの歯は人間とほぼ同じです。歯の数は切歯2、犬歯1、小臼歯3、大臼歯3です。でも人間の方が少し進んでいて、第3大臼歯が退化して生えてこない人もいます。人間は虫歯や歯周病で悩んでいますが、さるやゴリラにも同じ病気がみられます。
みなさん動物の歯について連載でお話させていただきましたがいかがでしたか。
もちろん既に知っているというお方もいらっしゃったと思いますが、それぞれの動物によって歯の違いがあり、環境に応じて適正な歯になっていましたね。
まだここでは載せていない動物についても探してみると面白いかもしれないので、ぜひ気になるお方は探してみてください。
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