歯のお話〈酸蝕(さんしょく)について〉②

 

こんにちは。イロドリ矯正歯科 歯科衛生士です。
今日は前回の続きで、〈酸蝕についてその②〉です。
まずは酸による影響はどんなものか、どんなものが酸性なのかをまとめてみました。

酸で歯が溶ける、と言われても分かりにくいかもしれませんが、いきなり目に見えて溶けてなくなってしまうわけではありません。徐々に影響を受けていくのです。
酸の影響による歯の変化・症状は次に挙げるようなものがあります。

①黄ばむ
 エナメル質が溶かされてくると、エナメル質の下にある黄色味を帯びた象牙質が透けて見えてくる

②光沢を失う・変色したように見える
 エナメル質が溶けて薄くなることでくすんだように見えやすい

③歯の先端が半透明~透明になる
 明らかにエナメル質が溶けて薄くなると歯の先端は透けて見える

④しみる
 エナメル質が溶けて薄くなり象牙質が露出すると知覚過敏症状を起こす

⑤歯の先端が丸みを帯びる
 歯の先端は最も酸の影響を受けやすい(明らかに丸みを帯びてきたら要注意)

①~⑤へ進むにつれ、酸蝕歯は進行しています。
もちろん個人差がありますが、実際に知覚過敏症状が出るまで気が付かないことも多いようです。

それならば酸蝕リスクの高い食品を摂取することを避ければいいのではないか、と思うかもしれません。
しかし、前回も触れたように健康に良いとされる食品にも日常的に口にする食品にも酸性度が高いものがあるので、全てを避けることは出来ません。

酸性度の高さ(㏗値の低さ)で区分してみると、

酸性度・高
炭酸飲料・スポーツ飲料・乳酸菌飲料・ワイン・梅酒・ジュース・柑橘果汁
酢・ピクルス・ドレッシング・みかん・オレンジ・トマト・いちご  など

酸性度・中
ビール・日本酒・紅茶・野菜ジュース・トマトケチャップ・ハチミツ・野菜
レーズン・りんご・梨・イチジク・グリーンオリーブ  など

酸性度・低
ミネラルウォーター・緑茶・牛乳・豆乳・焼酎・ピーナッツバター・ライ麦・小麦・精白パン
バナナ・アボカド・ブロッコリー・きゅうり・ブラックオリーブ  など

このように日常生活で口にする食品も酸性度は様々なのです。

 

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